コッペパン爆買い

消費期限近いパンがまとめて置いてあるとつい買ってしまう

 

廃棄が近いことをアピールしてスルーしようとする僕の罪悪感をつついてくる

 

本当は全部買いたいけどそんな財も腹の空きもないからその日や次の日の飯のプランをそいつに置き換える

 

そうして少しでも僕の罪悪感を和らげる

 

値引きされてるのもとてもありがたい

 

言葉のまま当然ではあるんだけど

 

大した値引きでなくとも1円でも2円でも安い方がいい

 

おかげで僕は廃棄問題に関心を向ける若者ではなくケチなあるいは節約家なだけのただの消費者でいられる

 

僕の心が重くなる要因はできるだけ取り除いて生きていきたい

 

 

 

 

賞味期限や消費期限は定まった期限に安全係数という1未満の係数をかけて決めるらしい

 

「万が一」はあっちゃいけない

とてもよくわかる。そのとおり。

 

ただそれを聞くと尚更「明日も食えんじゃんお前」と買わずにはいられなくなる

 

廃棄の「無意味感」をより一層強く感じてしまう

 

ただやっぱり正しいんだ。万が一はあっちゃいけない。

 

多分ここから先は法や制度では太刀打ちできない領域

 

 

曖昧が支配する領域

 

サービス残業が一切なかったらこの国はまわらなくなるんだろうし

 

みんなが標識をきっちり守ってたらAmazonは翌日に届けてはくれなくなるかもしれない

 

数年前お世話になってた先生が言ってた「僕の知らないところでやって」「僕はなにも見てないからね」

 

これのおかげで僕は楽しい研究室ライフをすごせた

 

 

だいたいを賄ってるきまりの残りを埋めるのはなにか

 

想像力かね